カテゴリ:美術鑑賞( 14 )
美術館「えき」KYOTO  「鏑木清方の芸術展」
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年末から楽しみにしていた「鏑木清方の芸術展」へ行って来ました。
もうずいぶん昔に清方の絵を見てから、
その優美さ、艶やかさ… 
清方の描く、ため息が出るほど美しい女性に憧れてきました。
(ちょっとヘン?)

今回は清方が挿絵画家として活躍していた頃の木版画を中心に、
100点ほどの作品を見ることが出来ました。
今回のポスターにもなっている「朝涼(あさすず)」ですが、スケッチも合わせて展示されていました。
スケッチは、ただの横からの立ち姿なのですが、
作品は三つ編みにした髪を両手で遊ぶようなしぐさになっています。
夏の早朝、露をためた蓮、白い残月。
それらすべてが「静」なのに対して、しなやかな指と毛先だけが「動」
昔見たときはとても地味に見えたのですが、
このモデルが清方の娘と知って、清方の暖かい眼差しを感じました。

今回、舞妓と町並みを描いたスケッチブックも展示されていたのですが、
スケッチの生き生きとした線描写に、ワクワクしてしまいました。
作り上げられた作品が素晴らしいのは当然のことなんですが、
筆の勢い、速度とか筆圧とか、そういうものが直に伝わってくるスケッチが大好きです。
そこに、その人をリアルに感じてしまうからでしょうか。
ガラスケースから取り出して、ページをめくり衝動にかられました。^^

清方は挿絵画家として出発したのですが、当時はその挿絵によって
本の売れ行きが変わるほど重要だったようです。
当初は木版だったので、清方の原画と木版になって刷られた絵、
それに彩色をほどこされたものなど、見比べられるような展示もありました。

清方は樋口一葉の大変なファンだったそうですが、一葉が24歳で亡くなったとき、清方はまだ19歳。
ついに会うことはありませんでした。
後に清方は、一葉の墓に「たけくらべ」の「美登里」を登場させ、
墓石に添わせる「一葉女史の墓」という絵を描いています。
もう少し長く一葉が生きていたら、一葉の文学に清方が挿絵を描くこともあっただろうと思うと、
少し切ない気持ちになります。
でも叶わなかったことだからこそ、これほどまでに崇高な絵が描けたのでは?と思ったりもします。
清方は「一葉女史の墓」の他にも「美登里」を描いていますが、
一葉にすれば、こんな幸せはないだろうなぁと思いました。

会期は1/27まで。
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by escabeche | 2008-01-16 15:43 | 美術鑑賞
京都国際マンガミュージアム 原画’(ダッシュ)京都展
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by escabeche | 2008-01-13 10:04 | 美術鑑賞
玉村方久斗展
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ここ2、3日穏やかな日が続いてます。
明日からお天気が崩れるというので、用事を片付ける前に近代美術館へ。
そういえば、最近美術館って行ってない。
玉村方久斗(たまむらほくと)って知らなかったけど、
この前からポスターを見てて、興味が沸いたので。
後、どうしても行きたいのは「えき」でやってる鏑木清方展。
もし時間の都合がつけば、マンガミュージアムでやってる「原画’(ダッシュ)京都展」のふたつ。
行ければいいんだけど。。。




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館内はと~~~っても静か。
でも自分の足音が聞こえるくらいの静寂さって好きだわ。






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近代美術館のガラス越しに、平安神宮の大鳥居と京都市美術館を。
日本に京都があってよかった」の広報ポスターは、ここからの眺めですね。





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ひこうき雲が幾筋も…
やっぱり明日は雨かな?
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by escabeche | 2008-01-10 18:58 | 美術鑑賞
ティアラ展
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私は「光モノ」には、ほとんど興味がありません。
たぶん束縛されるのが好きではないからだと思っているのですが…
でも、モノのお値段が「億」の単位になると話は別です。
欲しいです!(笑)
そんな理由で(どないやねん)京都文化博物館で催されている「ティアラ展」に行って来ました。
「見たい」と言う母も連れて。
(ちなみに母は数万円の光モノでも喜びます)
事前に電話連絡しておくと、ちゃんと車椅子を用意して頂けるので助かりました。

「うわっ!豪華!」
「うわっ!高そ~~!」
と、いう下世話な会話を交わしつつ、眩いばかりのティアラにタメイキな親子。
見るものすべてホンモノの輝き。
バラのモチーフが一番に愛されたようで、星をかたどったものや、カメオの彫り物も…
最初はキャーキャー騒いでた二人も、序々にその豪華さに慣れ言葉少なに…(苦笑)

飛行機事故で王室の人達は亡くなったのに、ティアラだけは無傷で残った話や、
王室での暮らしより田舎暮らしを望んで、
ティアラを牛・馬と交換してしまった王女の話を知ると、
色々な数奇な運命を辿って今ここにあるんだなぁと、なかなか感慨深いものがありました。
7/22までですので、光モノが大好きな方はぜひ。
100点余り展示されているので、見ごたえ十分ですよ。^^
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by escabeche | 2007-07-13 19:24 | 美術鑑賞
寺田みのるさんの「墨彩詩画展」
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大阪心斎橋のそごう百貨店画廊で開かれている、
寺田みのるさんの墨彩詩画展に行ってきました。
寺田さんの瑞々しくて、勢いのある水彩画の大ファンなんですが、
書かれる書も絵のように表情があって、ほんとにステキなんですよ。
2月5日までなので、お近くの方はぜひご覧になって下さいね。

美味しいものを食べると笑顔になってしまいますが、
寺田さんの絵を見ると、いつも笑顔になってしまいます。
「今回、書いていてとても楽しかったです」とおっしゃってましたが、
見ている私にも、その気持ちが伝わってくるようでした。
春には新刊が出るらしいので、今から楽しみです。^^
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by escabeche | 2007-02-03 18:50 | 美術鑑賞
寺田みのる個展「イタリアの詩情・水彩スケッチ展」

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ここで何度か紹介したことのある寺田みのるさんの個展に行って来ました。
なぜか寺田さんの絵を見に行く時って、元気がないことが多いんです。
だから電車に揺られて小一時間も掛かるところまで行くのは、
実際億劫だったんですけど、
いつも寺田さんの絵を見ていると、不思議に元気になれるので、
重い腰をあげて、梅田の阪神百貨店まで行って来ました。

今回はイタリアでの水彩スケッチ。
ボールペンで描かれた軽やかなスケッチや、
墨でスピード感のあるタッチで描かれたイタリアの街角。
いつも、どうしてこんなに瑞々しく表現できるんだろうと不思議に思うんです。
毎回、新しい発見があり、好奇心がいっぱいあるからなのかな?と思ったり…。

帰り際、寺田さんから「きょうの感想は?」と手で作ったマイクを向けられ、
「いつも元気になれます」
そうお礼を言って帰って来ました。

寺田みのるさんの水彩スケッチ展は、阪神百貨店9F美術画廊にて。
10月11日~17日まで。
寺田さんのミニトーク&サイン会は14日(PM1時、3時の二回)までです。
ぜひ。^^/
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by escabeche | 2006-10-13 20:29 | 美術鑑賞
アルフォンス・ミュシャ展

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美術館「えき」へ、ミュシャ展を見に行って来ました。
当時の舞台ポスターであったり、カレンダーや商品宣伝の絵だったりするのですが、
ドレスをまとい、スラリと伸びた女性の姿を見ていると、
私には浮世絵の美人画と重なるものがありました。
何がしか影響を受けたことはなかったのでしょうか?

作品のほとんどが、このチケのような「美しく華やか」なものです。
この画風でパリやNYで成功を収めた後、ミュシャは祖国チェコに帰ります。
チェコは長い間、オーストリアの統治を受け、虐げられてきました。
ミュシャはチェコやスラブ民族のために、画家としての人生の後半を捧げます。
あの「美しく華やか」な画風に比べると、もっと重く荒い感じがします。
でもそこに、ミュシャの国やスラブ民族に対する「誇り」を感じました。
「綺麗なもの」だけではないものが感じられて、心に残るミュシャ展でした。
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by escabeche | 2006-10-02 20:41 | 美術鑑賞
北斎と広重展
北斎と広重展を見に京都文化博物館へ行って来ました。
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京都文化博物館は明治39年に日本銀行京都支店として建てられたもので、
今は文化博物館の別館として扱われており、本館は昭和63年に新しく建てられ、
別館と本館は渡り廊下で繋がっています。
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いつも本館しか入ったことがなかったので、きょうは別館にも…。
重厚な素晴しい建築に、思わず見入ってしまいました。
たぶんここは受付カウンターだったのでしょう。
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この日は室内合奏団の演奏会をやってました。
どなたでも無料で鑑賞できるようでした。
こんなところでちょっと音楽に耳を傾けるのも贅沢な感じだなぁと思いました。
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で、肝心の「北斎と広重展」ですが…。
あまり北斎と広重とを比べたこともなくて、
単に「浮世絵師」として同列にしか見てなかったのですが、
見比べると違うもんですね。
私は北斎の方がずっと好きだなぁと実感しました。
大胆な構図も好きなんですけど、とにかく線がシャープでスピード感があって。
浮世絵なので彫師は別にいるわけだから、北斎が描いた絵(線)より
ずっとシャープさが無くなってても不思議はないのに、それが感じられない。
それとももっとすごい元絵だったのかしらん。
人物は広重の方がずっと表情豊かなんですけど、
北斎の描く人物の骨格がいいんです。
筋肉質な感じがとっても好き。
特に膝から下がね。(私もヘンな見方してますね・苦笑)
浮世絵だから大きさに制限があるんでしょうけど、
富獄三十六景って意外と小さなサイズなんですね。(横が40センチくらい)
でもそんなことを感じさせないくらい広い世界ですよね。
とにかく目線が高い。
俯瞰図ってやっぱり気持ちいいなぁと思いました。
肉筆浮世絵が展示してあるっていうので期待してたんですど、
そっちの方は点数が少なくて、ちょっと物足りませんでした。

しかし凄い人出で、ほとんど止まってる状態。
2時間かかっても最後まで辿り着けず、かなり疲労してしまいました。^^;
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by escabeche | 2006-07-30 21:55 | 美術鑑賞
藤田嗣治展
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藤田嗣治って、こんなに人気があるなんて知りませんでした。^^;
開催されてからずいぶんたったし、平日だし、そろそろ空いてるだろうと
思って出掛けたのに、かなりの入館者数。
老若男女を問わず、感心を持たれてるんだなぁとびっくり。
今回、初めて音声案内なるものを借りてみました。
「へぇ~、なるほど~、そっか~」と思うことが多々あって、けっこう楽しめました。
展示数も多くて、かなり見ごたえもありましたよ。
どの時代のどの作品をとっても、とても興味深く面白く見ることができました。

京都国立近代美術館の後は、広島県立美術館(平成18年8月3日から)だそうです。
機会があれば、ぜひ!
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by escabeche | 2006-06-27 21:38 | 美術鑑賞
あなたと歩きたい
3月に一度紹介したことのある、寺田みのるさんの絵に逢いに行って来ました。
毎日新聞に連載されている「水彩スケッチ・あなたと歩きたい」の原画展です。
寺田さんの絵は、勢いがあって、リズミカルで、もぎたての果物のようにフレッシュ。
見てるだけで元気をわけてもらえるから不思議です。
この原画が本になっていたので、迷わず購入。
幸運なことに寺田さんがいらしてたので、本にサインして頂きました。^^
寺田さんは、絵はもちろんのこと、字もとても味があって素敵です。
字が絵に寄り添っていて、字にコンプレックスのある私は羨ましい限り。
サインと一緒に、ランチョンマットに書かれた書もプレゼントして下さいました。
めちゃくちゃ感激です。
「いつか私もこんな風に描きたい」と、またまた思ったのでした。

原画展は大阪阪神百貨店9F画廊にて16日まで。


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『ぼくの 好きな ひとは 自分に正直で ほんの少しの ユーモアを 創れる人だ』
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by escabeche | 2006-05-12 20:21 | 美術鑑賞



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